divination

古代にまで遡る

恋占いをすることで、恋の成就が気になるのも人の性と言えるでしょう。ましてや古代は自然崇拝がメインスタイルであったため、恋占いは聖霊使いや巫女の神託にゆだねられていたと言われています。 恋占いに使う道具は時代や地域によって大きな違いがあります。自然の草木や石を用いたものもあれば、野生の動物の亡骸や骨、毛皮を用いたケースもありました。占いに携わる人数もひとりで個室にこもり静かに行う場合もあれば、複数人で火の周りを踊り歩いて歌声を上げながら行うスタイルもあったと言います。

男は女を抱きたいと欲し、女は男に抱かれたいと思うものです。こういった情欲は人間の男女という括りだけで語れるものではなく、オスとメスという生物としての本能的欲求に起因するものなのです。 しかし全ての男女が、自身の思い人と結ばれるというわけではありません。「自分が抱いた想いははたして叶うのか否か」という葛藤は現代人のみならず、歴史の開闢以来その歩みを続けてきた人類の全てが持ち合わせる感情なのです。 それ故に、誰もが自身の想いの行く末を知りたいと願います。だからこそ恋占いというものが存在するのです。占いの結果を信じるか信じないかはその人個人の観念に依りますが、古代は祭政一致の風習が根強かったために、占者の言葉には威信があったのも事実です。